【どう行く？】ピラタス蓼科スノーリゾート

ピラタス蓼科スノーリゾートは、長野県茅野市、本州内陸の中央地域にある標高2,240mの高地に位置するスキー場で、山頂からは日本アルプスや八ヶ岳の絶景を楽しめ、4kmのロングコースを滑り降ります。
今回はこのピラタス蓼科スノーリゾートへの公共交通機関や自家用車でのアクセスについて、具体的な計画に合ったアクセス方法を検討できる様、乗り継ぎ状況や費用について紹介してみたいと思います。

スキー場紹介

所在地

〒391-0301 長野県茅野市北山4035-2541

コース数

コース数: 6コース
　　樹氷コース　初・中級　900m
　　かもしかコース　中・上級　1,250m
　　ひょうたんコース　上級　1,350m
　　もみの木コース　初級　1,300m
　　しゃくなげコース　初・中級　1,250m
　　しらかばコース　初・中級　1,000m

高低差/滑走距離

高低差: 480m (山頂2,240m、山麓1,760m)
最長滑走距離: 約4km

スキー場の特徴

100人乗りロープウェイで標高2,240mまで一気に昇り、約4ｋｍのロングコースを滑り降りる事ができます。
内陸中心部に位置している為、晴天率も高く、日本3大アルプスと八ヶ岳の絶景雪景色を楽しむことができ、標高が高いため、良質なパウダースノーを楽しめます。
ロープウェイで一気に山頂に昇りますが、初心者から上級者まで幅広いレベルのスキーヤーやスノーボーダーが楽しめるコース構成となっているため、初心者でも安心して山頂から長距離の滑走を楽しむことができるのも魅力です。

アクセス方法

公共交通機関

JR茅野駅を経由
まずは公共交通機関の紹介として電車を利用してJR茅野駅を経由し、JR茅野駅からバスでスキー場までの経路を考えてみます。
首都圏からでしたら”特急あずさ”で茅野駅にアクセスすることになります。また、大阪・名古屋方面からでしたら”特急しなの”で塩尻駅に向かい、塩尻駅で乗り換えて茅野駅にアクセスすることになります。
まずは電車で茅野駅までの首都圏からのアクセスについては以下のようになります。

電車

ここでは新宿駅を起点として、”特急あずさ”の八王子駅/甲府駅の時刻と、JR茅野駅の到着時刻についてみてみます。

＜茅野駅到着時刻 土日祝＞

次に茅野駅を出発とした”特急あずさ”の八王子駅/甲府駅の時刻と、新宿駅の到着時刻についてみてみます。

＜茅野駅出発時刻 土日祝＞

バス

ここでは茅野駅で電車を降りた場合、バスでスキー場までの乗り換え時刻状況についてみてみます。

＜茅野駅からバスでピラタス蓼科スノーリゾートへ＞

次にスキー場からバスで茅野駅まで戻る場合の時刻状況についてみてみます。

＜ピラタス蓼科スノーリゾートからバスで茅野駅へ＞

電車で茅野駅までアクセスを考えた場合、特急あずさの運行本数が頻繁にありそうです。一方で茅野駅からバスの本数は少ないので、バスの時刻に合わせて電車の到着時刻を計画するのがお勧めです。
帰りのバスの時刻を考えた場合、15時が最終便の為早めに帰り支度をする必要がありそうです。スキー場の滞在時間を考えると、茅野駅を9:20出発に合わせて計画する方が良さそうです。
滞在時間はそれほど長くはないですが、首都圏からでも日帰りで往復できそうです。

自家用車

中央自動車道で諏訪ICにアクセス
ここではピラタス蓼科スノーリゾートへ自家用車で向かう経路として、中央自動車道の諏訪ICを経由してアクセスする経路を想定して紹介してみます。
諏訪ICまでは、首都圏や名古屋方面のいずれも中央自動車道を経由してアクセスすることになりますが、以下ではグーグルマップを参照して、諏訪ICで高速を降りスキー場までの距離と所要時間を調べてみました。

中央自動車道経　諏訪ICからピラタス蓼科スノーリゾートへ

中央自動車道の諏訪ICで高速道路を降ります。
諏訪ICを出たら、ビーナスラインを蓼科方面に向かい、ビーナスライン（県道192号線）を約40分ほど走行します。

時間　：　42分
距離　：　23.8km

諏訪ICからスキー場までの所要時間と距離は上記の通りでしたが、以下に八王子IC/甲府ICから諏訪ICまでの所要時間と距離を調べてみました。

＜八王子IC/甲府ICから諏訪ICまで＞

八王子ICから
時間　：　１時間51分
距離　：　146.2km

甲府ICから
時間　：　45分
距離　：　58.8km

自家用車でスキー場に向かう場合、茅野駅からバスで向かうより10分程時間短縮になりそうですが、実際に冬季の雪道の場合にはバスとほぼ変わらないと考えた方が良いと思います。
天候や路面状況によっては、タイヤチェーンを装着する必要があったり、スリップ事故のリスクからゆっくり慎重に走ることを想定すると、運行に慣れているバスより時間がかかる可能性も十分にあります。
また、首都圏からの茅野駅/諏訪ICまでの所要時間を比較した場合、単純比較ではこちらも自家用車の方が時間短縮になりそうですが、実際には自家用車の場合は休憩時間もあったりします。一方、公共交通機関の場合でも、乗換の待ち時間もありますので、時間的な優位性はどちらも大きな差はなさそうです。
以降に紹介するアクセス費用なども考慮して、柔軟に手段を選択することが良さそうです。

アクセス費用

ここでは公共交通機関や自家用車でアクセスする場合のアクセス費用について、公共交通機関を利用する場合と自家用車を利用する場合に分けて、それぞれのメリットとデメリットを比較しながら予算にあったアクセス方法を費用の視点から検証してみます。

公共交通機関

JR茅野駅までの料金

まずは電車を利用した場合のJR茅野駅までの乗車料金についてみてみます。
JR茅野駅までは中央本線の特急の本数も多いので特急を利用してアクセスする場合の料金については以下のようになっています。

茅野駅からバスでピラタス蓼科スノーリゾートまで

次に茅野駅からスキー場（北八ヶ岳ロープウェイ）までバスで移動する場合の料金を見てみます。

自家用車

中央自動車道経由

今度は自家用車で中央自動車道を経由して諏訪ICまでの高速料金とそこからスキー場までのガソリン代を含めて検証してみます。

また、諏訪ＩＣまでの距離によって生じるガソリン代は以下のようになります。因みにガソリン代の単価は165円/Ｌ、燃費を15km/Ｌを想定しています。

次に諏訪ＩＣからスキー場までの距離で生じるガソリン代を計算してみると、
262円となりました。同様にガソリン代の単価は165円/Ｌ、燃費を15km/Ｌを想定しています。

上記の費用（高速道路料金、高速道路走行ガソリン代、一般道走行ガソリン代）を合計すると以下の表の様になりました。八王子ＩＣと甲府ＩＣそれぞれからの費用に分けて算出しています。

公共交通機関と自家用車をそれぞれ利用した場合のアクセス費用についてまとめてみました。費用を単純に比較した場合、自家用車の方が安価に収まっています。
更に複数人で自家用車に乗り合わせる場合は、公共交通機関よりかなりコスパが良い移動手段になります。
家族や友人とコスパ優先で移動する場合は、自家用車の方が良い選択になりそうです。一方で単独で移動する場合や遠方で雪道の経験が少なく安心感を優先したい場合は、公共交通機関を利用したり、駅周辺の駐車場を利用して駅でバスに乗り換える方法も検討できそうです。

施設設備紹介

ロッカー

荷物を預けるロッカーについての情報は公示されていない様です。

更衣室

更衣室の有無についての情報は公示されていない様です。

レンタル

ピラタス蓼科スノーリゾートではレンタルサービスが提供されています。
スキー、スノーボード、スノーシュー等それぞれを楽しむ為のレンタル用品は一通り揃っていますので、手ぶらでも楽しむことができます。

駐車場

800台収容　全日程無料
無料で広大な駐車スペースがありますので、駐車スペースに困ることはなさそうです。

まとめ

今回はピラタス蓼科スノーリゾートへのアクセス方法について、主に東京方面からの公共交通機関と自家用車の両面から検証してみました。
東京方面からのアクセスを想定した場合、所要時間で比較してみると公共交通機関と自家用車ではそれほど大きな差はなさそうです。
一方で公共交通機関を使った場合に、現地で必要となるロッカーや更衣室については情報が乏しい事と、アクセス費用の面から複数人で乗り合わせすることを想定する場合はトータルで自家用車の方が利便性が高そうです。
冬用タイヤを装備している自家用車を日常で使用している方にとっては、荷物の事を考えても自家用車でアクセスする方が良い選択になりそうです。