【どう行く?】志賀高原 東館山/発哺ブナ平スキー場

志賀高原の東館山/発哺ブナ平スキー場は、志賀高原中央に位置する中心的なスキー場です。
標高1,340m~2,008mに位置し標高差が大きい事で、上部のパウダースノーから雪質の違いを楽しめるのも魅力の一つです。

ゲレンデは、初心者から上級者まで楽しめる多彩なコースが整備されており、ファミリーやグループにおすすめです。初心者向けの緩やかなコースから、技術を試せるチャレンジングな急斜面まで幅広くアレンジされています。

東館山スキー場は長野オリンピックでスキー大回転の会場として使用されたスキー場です。
山頂からは寺子屋スキー場へ、コース途中からは高天ヶ原スキー場にも滑り込むことが出来ます。また、スキー場下部は発哺ブナ平へとつながっており、山頂から発哺ブナ平スキー場へ滑り下りれば志賀高原最長である約6000mのロングクルージングを楽しむことが可能です。

ゴンドラ山頂駅からは志賀高原一とも言える美しい眺望を楽しむことが出来ます。

スキー場紹介

所在地

〒381-0401 長野県下高井郡山ノ内町平穏7149

コース

発哺ブナ平ゲレンデ
全長1500m、最大25度、平均15度で幅約160mの開放的な初級者コース
東館山ゲレンデ
中上級者コースと初級者林間コースの2種類
東館山林間コースからブナ平コースまで滑走すれば最大6000mのロングコース

シーズン

12月上旬~4月下旬

標高差はどのくらい?

発哺ブナ平スキー場のベースの標高は1340m
東館山スキー場の最上部の標高は2008m     
標高差は668m

志賀高原の中では最も標高差を感じられるスキー場で、雪質の変化と滑走距離の長さがあります。

アクセス方法

<志賀高原東館山/発哺ブナ平スキー場へ行くには>
志賀高原東館山/発哺ブナ平スキー場に行くには、電車とバスを乗り継いで行く方法と自家用車でスキー場に直接行く方法、自家用車とバスを利用してゆく方法等、装備の状況に応じてアクセス手段を選ぶ方法があります。
公共交通機関を利用する場合と、自家用車を利用する場合といずれも志賀高原山の駅を目的地とするのが分かりやすいので、目的地に山の駅を想定してパターン別に検証してみます。

公共交通機関

時刻表

志賀高原に向かう方法として、今回は長野駅を起点に特急バスを利用する方法で時刻を見てみます。
この特急バスは志賀高原山の駅を目指す特急バスですが、途中スノーモンキーパークで降りられる外国人の方にも人気の特急バスです。期間中は毎日運行されている様です。曜日に関係なく利用しやすく便利です。

2024年12月7日(土)~2025年4月7日(月)まで毎日運行 参照:長野電鉄バス 長野駅東口⇒志賀高原 特急バス
長野駅東口8:158:509:1010:2011:1513:0513:1014:3017:25
スノーモンキーパーク9:009:359:5711:0712:0213:5213:5715:1718:12
サンバレー9:2910:0410:2611:3612:3114:2114:2615:4618:41
丸池9:3110:0610:2811:3812:3314:2314:2815:4818:43
蓮池ひろば9:3210:0710:2911:3912:3414:2414:2915:4918:44
志賀高原山の駅9:3510:1010:3211:4212:3714:2714:3215:5218:47

今度は以下に志賀高原山の駅から長野駅東口までの特急バスの運行状況についてです。

2024年12月7日(土)~2025年4月7日(月)まで毎日運行 参照:長野電鉄バス 志賀高原⇒長野駅東口 特急バス
志賀高原山の駅8:2510:3012:2014:0015:2515:2516:4018:00
蓮池ひろば8:2510:3012:2014:0015:2515:2516:4018:00
丸池8:2610:3112:2114:0115:2615:2616:4118:01
サンバレー8:2710:3212:2214:0215:2715:2716:4218:02
スノーモンキーパーク8:5010:5512:4514:2515:5015:5017:0518:25
長野駅東口9:4511:5013:4015:2016:4516:4518:0019:20

東館山/発哺ブナ平スキー場にバスでアクセスする場合は、志賀高原山の駅で下車するだけでゲレンデまですぐにアクセスできますのでとても利用しやいスキー場です。
山の駅からの無料シャトルバスを利用することで、志賀高原内の別のゲレンデにも移動できます。スキー経験豊富な中級者以上の方でしたら、山の駅を起点としてリフトを乗り継ぐことで様々なゲレンデに移動も可能です。

自家用車

長野市内より

自家用車で向かう場合には、長野自動車道 信州中野ICを降り志賀中野有料道路を経由し、国道292号を通って志賀高原に向かいます。
信州中野ICから志賀高原山の駅まではおよそ24㎞、天候と道路状況にもよりますが時間にして40分程度で到着します。

自家用車で向かう場合、高原ルートの冬季は路面の凍結に注意が必要です。
悪天候や降雪状況によっては各車両がスリップ回避の為慎重に進みますので、少し時間的には余裕を持ったスケジュールをお勧めします。
また車両の雪道装備としてスタドレスタイヤ/タイヤチェーンはしっかり整えて向かいましょう。思わぬトラブルが発生する場合に備えて、到着時間が大幅に遅れる事も想定しておきましょう。

アクセス費用

アクセス費用の検証では、長野駅東口から公共交通機関を利用した場合と自家用車を利用した場合について比較してみます。

公共交通機関

長野駅東口からの特急バスの利用を検証します。
特急バスを利用しての志賀高原山の駅までの運賃は以下の通りです。

長野駅東口 → 志賀高原山の駅 2,200円(大人)

自家用車

自家用車の場合は、長野自動車道信州中野ICを起点に検証してみます。
信州中野ICから志賀中野有料道路を通過し、その後国道292号を通って志賀高原山の駅に向かいますが、志賀中野有料道路の利用料金は、

普通車 330円 

ここから時間として約40分、距離にして24kmで到着します。
ICから現地までのおよそのガソリン代は、

256円(燃費15㎞/l 、160円/lで計算)

合わせて 586円 となりました。

公共交通機関と比較する場合には、同じ長野駅を起点となりますが、
その場合は距離がプラス20㎞(ガソリン代 213円)
須坂長野東IC⇒信州中野IC(高速代 480円)

上記と合わせると長野駅→山の駅までは
およそ1,279円 となりました。

費用比較

公共交通機関と自家用車を費用比較してみると、自家用車の方がコスト面でメリットがあります。
自家用車の起点を同じ長野駅とした場合で高速代と追加のガソリン代を加えても安く済みます。
ただし、ハイシーズン中の厳冬期や天候悪化を考えると、タイヤチェーンの準備や装着時間、運転時の不安に備える必要があります。

特にタイヤチェーンの装着が必要な路面状況の場合、慣れない作業に想像以上に時間をロスしたり、うまく装着できずトラブルが起きる可能性もあります。
雪道が不安に感じる方であれば、長野駅の駐車場を利用して公共交通機関に乗り換える方法もお勧めです。長野駅に駐車する場合は駐車料金として200円/60分程度が必要です。

遠方からアクセスする場合には、長野駅までの公共交通機関料金、または自家用車での高速代+ガソリン代という事になります。
同行する人数や雪道装備によって自家用車の利用とのバランスを見て判断がお勧めです。

施設設備紹介

志賀高原東館山/発哺ブナ平スキー場で楽しむには志賀高原山の駅の施設を利用するのが最適です。山の駅の施設は新しく清潔で、良く整備されていて気持ちの良い施設です。スキー場へのアクセスも山の駅から連絡ゴンドラで快適にアクセスすることができます。

ロッカー

志賀高原山の駅にきれいなロッカースペースがあります。
男女に分かれた更衣室兼コインロッカースペースと、共用部分の開放スペースにもロッカーはあります。
数は十分ありますので、ハイシーズンでも大丈夫そうです。サイズ/料金も豊富ですので荷物量にあったサイズを選ぶ事ができます。

更衣室

ロッカースペースとして男女分かれていますので、そこで着替えることができます。
空調も届いている空間は、とても清潔で快適なスペースです。スキーブーツへの履き替えと靴の収納もできて快適に着替える事ができます。

レンタル

志賀高原山の駅でスキーやボードはレンタルすることができます。
ロッカースペースもすぐ隣ですので着替えとレンタル手続きをスムーズに行える理想的な配置になっているのがとても便利です。
因みにここでリフトのチケットを購入することもできますので、すべての準備が整います。

まとめ

今回は志賀高原東館山/発哺ブナ平スキー場までの公共交通機関と自家用車のアクセスについて検証しました。公共交通機関を利用する場合のメリットは、安全性と安心感で到着までの時間も有意義に過ごすことができ、二人迄であれば費用的にも自家用車と比べて大きな負担にはならなそうです。
一方自家用車の場合は、寄り道や時間制限の自由度が高く、多くの荷物の移動が楽ですので多人数/家族で移動する場合は快適でコスパが良くなりますが、運転リスクや雪道装備品費用を考慮する必要があります。それぞれのメリットとデメリットを考慮して、場面に合った方法を選ぶことをお勧めします。

東館山/発哺ブナ平スキー場は志賀高原の中心に位置しており志賀高原山の駅からアクセスが非常に良い中心的なスキー場です。周辺スキー場へのアクセスも良好で、頂上からの絶景も魅力的なスキー場です。
今回紹介のスキー場自体のコース数は多くないですが、長期滞在で周辺スキー場も含めて楽しむことができれば十分満喫できてお勧めです。