【どう行く?】白馬岩岳 グリーンシーズン

白馬岩岳マウンテンリゾートは、日本の長野県白馬村に位置する魅力的な山岳リゾートです。標高1289メートルの岩岳を覆うようにスキー場が広がり、壮大な自然環境と豊富なアウトドアアクティビティが魅力です。
冬には最高のスキーとスノーボードのゲレンデが広がり、雪の楽園としても知られています。また、山岳登山やハイキング愛好家にとっても魅力的な目的地で、美しい景色や清涼な空気を満喫できます。
ゴンドラリフト”ノア”に乗って山頂へ向かう途中も素晴らしい景観が広がります。四季折々の風景やアクティビティを楽しむことができます。
白馬岩岳マウンテンリゾートで、自然とアドベンチャーの魅力に満ちた素晴らしい時間を過ごしましょう。

今回は私の体験も含めて夏に白馬岩岳マウンテンリゾートへのアクセスにフォーカスして紹介しています。

特に公共交通機関でのアクセスのより詳しい情報が知りたい方に参考にしていただける内奥を目的をしています。

白馬岩岳マウンテンリゾート グリーンシーズンについて

白馬岩岳マウンテンリゾートは岩蕈山(標高1289m)の山頂から四方にゲレンデが広がるスキー場です。スキー場にはゲレンデ麓駅からゴンドラリスト”ノア”2182mが設置されていて、夏の間も運行されているのでどんな方でも山頂まで気軽に行くことができます。

所在地

〒399-9301 長野県北安曇郡白馬村北城12056
最寄り駅は白馬森上駅です。
小さな駅ですので、バスやタクシーでの移動を考える場合は、白馬駅を利用する方が便利です。

標高差はどのくらい

最上部 1289m
最下部 750m
標高差 539m
白馬周辺に広がるスキー場の中で比較的頂上の標高は低めで、標高差も平均的な規模です。それほど高くはないですが、頂上が独立しているため、360度見渡せるので標高以上に高さをかんじますし、白馬三山を眺める頂上からの眺望は最高のロケーションです。

山頂へ行くには

スキー場正面駐車場にあるゴンドラ麓駅から山頂まで直通のゴンドラで向かいます。
ゴンドラに乗って山頂までの所要時間は8分程度、絶景を眺めながらあっという間の到着です。
乗り場でチケットを購入することで高齢者でも子供でも誰でも乗ることができます。

ゴンドラ”ノア” 運行時間 
8:30~16:20(上り最終)  16:50(下り最終)

アクセス方法 白馬岩岳マウンテンリゾートまで

公共交通機関

JR松本駅または長野駅
ここでは公共交通機関の案内として長野県松本市のJR松本駅を起点として考えてみます。
実際には首都圏からでしたら”特急あずさ”、または新幹線で長野駅経由かもしれませんし、大阪・名古屋方面からでしたら”特急しなの”になるかと思います。”特急あずさ”や”特急しなの”又は飛行機(松本空港)であれば、JR松本駅は中継点になりそうですので、この駅を起点としたアクセス、長野駅を起点としたルートを紹介してみます。

経路としては、JR松本駅を起点の場合はJR松本駅→JR白馬駅→白馬岩岳マウンテンリゾートを、JR長野駅を起点とした場合はJR長野駅→白馬岩岳マウンテンリゾートを想定しています。
JR白馬駅からはスキー場を巡回する無料シャトルバスで向かいます。

電車やバスの時刻表

まずは実際の電車の時刻表をもとに”松本駅→白馬駅”を調べてみます。
大糸線はとても運行本数が少ないので、松本駅→信濃大町駅間と信濃大町駅→白馬駅間の2区間に分けて考えたほうが良さそうです。
松本駅から乗車した場合、信濃大町駅でその先に進む次の電車を必ず待つことを想定しています。その為松本駅からの乗車時刻によっては、乗り継ぎまで待ち時間がとても長くなる場合があります。
特急を使うか、各駅停車で行くか、プランに合わせた時刻を選ぶことをお勧めします。

<往路紹介>

松本駅発 → 信濃大町駅 → 白馬駅着
05:56発 → 07;02着 07:21発 → 08:01着 各駅停車
06:28発 → 07;39着 10:26発 → 10:55着 特急あずさ 土日祝のみ
07:15発 → 08:13着 10:26発 → 10:55着 特急あずさ 土日祝のみ
07:48発 → 08:52着 10:26発 → 10:55着 特急あずさ 土日祝のみ
09:20発 → 10:18着 10:43発 → 11:22着 各駅停車
09:48発 → 10:25着 10:26発 → 10:55着 特急あずさ 土日祝のみ
10:09発 → 11:10着 11:17発 → 11:42着 特急あずさ5号
10:41発 → 11:16着 11:17発 → 11:42着 特急あずさ5号
10:50発 → 11:28着 11:29発 → 11:57着 特急しなの 運行日少なく要確認
11:20発 → 12:19着 12:21発 → 13:00着 各駅停車
11:43発 → 13:00着 13:10発 → 13:42着 運行日少なく要確認
12:20発 → 13:28着 15:09発 → 15:50着 各駅停車
13:19発 → 14:18着 15:09発 → 15:50着 各駅停車
14:09発 → 15:05着 15:09発 → 15:50着 各駅停車
15:24発 → 16:21着 16:36発 → 17:15着
 各駅停車

白馬駅から現地まで
シャトルバス 2023/6/10~2023/10/22
白馬駅から岩岳ゴンドラに向かうシャトルバスは午前中のみ4本です。
白馬駅発 → ゴンドラ”ノア”着
08:30発 → 08:47着
09:15発 → 09:30着
09:57発 → 10:14着
11:55発 → 12:14着

<復路紹介>

岩岳ゴンドラから白馬駅に向かうシャトルバスは午後のみ4本です。
ゴンドラ”ノア”発 → 白馬駅着
13:16発 → 13:27着
14:15発 → 14:45着
15:38発 → 16:08着
16:00発 → 16:23着

以下は復路の白馬駅から松本駅までの時刻表です。
白馬駅からの本数は少ないですが、信濃大町駅までくれば、ここからは比較的乗り継ぎに困ることなく特急を使うか、各駅停車を使うか選択肢も広がります。

白馬駅発 → 信濃大町駅 → 松本駅着
06:10発 → 06:46着 06:48発 → 07:47着 各駅停車
06:57発 → 07:37着 0:746発 → 08:45着 各駅停車
07:43発 → 08:22着 08:26発 → 09:19着 各駅停車
10:23発 → 11:00着 11:30発 → 12:34着 各駅停車
12:22発 → 12:59着 13:01発 → 14:00着 各駅停車
13:10発 → 13:42着 13:52発 → 14:44着 特急あずさ 土日祝日のみ
14:49発 → 15:21着 15:22発 → 15:59着 特急しなの 運行日少なく要確認
15:16発 → 15:42着 15:43発 → 16:20着 特急あずさ 土日祝日のみ
15:35発 → 16:15着 16:22発 → 17:13着 リゾービューふるさと 運行日要確認 
15:51発 → 16:27着 16:34発 → 17:31着 各駅停車
16:37発 → 17:13着 17:16発 → 18:10着 各駅停車
18:25発 → 19:02着 19:11発 → 20:07着 各駅停車

公共交通機関を利用しての岩岳マウンテンリゾートへのアクセスでは、電車で白馬駅を下車し、八方尾根スキー場、栂池スキー場と周辺ホテルを結ぶシャトルバスを利用するのが一番良いと思います。
実際の最寄り駅は白馬駅から一駅先の白馬森上駅です。夏のグリーンシーズンで健脚な方なら歩いて行くことも可能ですし、レンタサイクルで向かうのもありだと思います。

アクセスの方法が決まったら、時刻表を確認して最適なタイミングで楽しみたいので、やはり午前中10時頃には山頂に着いて絶景を楽しむのがお勧めです。
北アルプスが太陽に照らされてよく映えるのは午前中ですので、より絶景を楽しみたい方は絶対に午前中がお勧めです。

公共交通機関としてバスを主軸に考える場合を調べてみます。
バスを利用する場合の時刻表を見てみます。
長野駅までは新幹線で、そこからの直行バスで向かう場合の時刻と、バスタ新宿からの目的地までの完全直行バスの時刻を調べてみます。
長野駅からは往路復路ともに4便づつ、バスタ新宿からの往復には1便づつが運行されているようです。

特急バス 長野~白馬線 2023/4/1~2023/11/30
長野駅東口 → 白馬岩岳
08:20発 → 09:46着
09:50発 → 11:26着
11:00発 → 12:26着 
14:00発 → 15:26着
 

白馬岩岳 → 長野駅東口
10:50発 → 12:20着
14:30発 → 16:10着
15:35発 → 17:05着
17:30発 → 190:0着


高速バス バスタ新宿~白馬線 2023/4/1~2023/12/8
バスタ新宿 → 白馬岩岳
23:05発 → 05:49着


白馬岩岳 → バスタ新宿
16:20発 → 21:43着

長野駅からの往復では、長野駅まで新幹線で来た場合に、こちらのバスを利用するのが便利です。首都圏からの方や北陸方面からの方にとっては長野駅は利用し易く、直行便が4便運行されているので不便のない程度に用意されているようです。
首都圏からの方にとっては、上記で紹介しました松本経由の特急あずさを利用するよりも新幹線で長野駅を経由して直行バスの方が便利に感じます。
バスタ新宿からの完全直行便は乗換もなく便利ですが、時間帯は夜行バスの時間帯になっています。朝到着する点は意外と有意義かもしれませんし、コスパ最優先の単独弾丸ツアーには最有力手段です。

自家用車

松本ICより
グーグルマップで松本ICからの自家用車でのアクセスを調べてみます。
実際にはより遠方の大阪・名古屋方面や東京方面、新潟方面などになるかと思いますが、今回は中央自動車道から長野自動車道を経由した場合を想定してみます。

中央自動車道から長野自動車道経由

実際に経由するのは、東京方面/大阪・名古屋方面のいずれも中央自動車道で長野県にアクセスすることになります。諏訪湖に近づいたら岡谷JCにて長野自動車道に路線を変更し、4つ目のICが松本ICです。
このICで降りる事は想定していませんが、ここを起点と捉えて安曇野ICで高速を降り、ここから一般道で白馬岩岳マウンテンリゾートへ向かいます。
道中は市街地から逸れた流れの良い道路が続きますのでドライブにも快適な道路が続きます。到着までの所要時間と距離を見てみます。

時間 : 1時間14分
距離 : 62km


です。電車で特急あずさを利用してもシャトルバスの乗り継ぎなどを考えると、時間的には自家用車の利便性が優位といえます。

アクセス費用

公共交通機関

JR松本駅より
次に現地までの費用について検証してみます。
まずは上記の松本駅を起点として公共交通機関での費用を調べてみます。

本駅 → 白馬駅
特急あずさ利用
大人 片道  1170円+1020円(指定席) 2190円

 
各駅停車利用
大人 片道  1170円

白馬駅 → ゴンドラ”ノア”
シャトルバス
大人 無料


次に以下に新宿/名古屋駅から松本駅までの所要時間と運賃をまとめてみます。
電車で
新宿駅から特急あずさ  2時間35分 6,620円
名古屋駅から特急しなの 2時間03分 5,610円

今度は高速バスを利用して松本駅まで向かう(松本駅からは電車に降り変え)場合の運賃について調べてみます。
バスタ新宿から    3時間18分 4,300円(土日祝)
名鉄バスセンターから 3時間33分 4,400円(土日祝)

次に長野駅からの直行バスとバスタ新宿からの完全直行バスの運賃です。
特急バス
長野駅~白馬岩岳   2,200円

高速バス(完全直行便)
新宿~白馬岩岳    4,300円~6,400円(決済方法・曜日により変動)

どの方面からアクセスするかでさまざまなルートがありますのでどれが良いとも言いにくいですが、遠方からアクセスされる方であれば高速バスで松本駅に向かいそこから電車に乗り換える方法が割と安く移動できる感じです。
ただし、バス→電車は乗換で歩行移動があります。歩行移動が苦手な方は電車一本が良いです。
因みに長野駅までは新幹線の代わりに高速バスを利用しても同様のメリット・デメリットはあります。

自家用車

次に自家用車での移動費用ですが、ここでも松本ICを起点として調べてみます。
松本ICより
松本IC  → 安曇野IC
普通車一般  360円 250円(休日割引)

松本ICより目的地まで走行距離(62km)としてガソリン代も試算してみます。
ガソリン単価165円仮定(2023/7時点)燃費15km/L として算出してみると682円になります。よって高速代にガソリン代を足すと1,042円となりました。

因みに公共交通機関と同様に、以下に新宿/名古屋から松本ICまでの所要時間と高速料金をまとめてみます。
高速で
新宿出入口 2時間40分 222km 4,610円(ETC休日割引有)
名古屋IC  2時間20分 203km 3.580円(ETC休日割引有)

ガソリン代を上記計算式で試算してみると
新宿出入口 222km 4,610円(高速代)+ 2,442円(ガソリン代)= 7,052円
名古屋IC 203km 3.580円(高速代)+ 2,233円(ガソリン代)= 5,813円

こちらも松本からのアクセスでは自家用車の方がコスパ的に優位であることがわかりました。
一方で遠方の都市圏からのアクセスでは、単独で移動する場合を検討すると、先程と同様に自家用車よりもバスで松本に向かい、電車に乗り換えて現地までが一番安いルートになりそうです。

1人/2人/3人/4人 で比較

次に家族や友人とワイワイ複数人で出掛けることを想定して費用の比較をしてみます。
これも松本を起点とした場合の費用の比較です。
公共交通機関
2人  2340円
3人  3510円
4人  4680円

自家用車
2人  1042円
3人  1042円
4人  1042円

自家用車は人数が増えても1台に乗合することになるので一人当たりのコスパはとても良いです。当たり前ですが・・。
参考までに、自家用車ではなくレンタカーを借りる場合もあるかもしれませんので、その場合も想定してみます。
コンパクトカー1台(C-1クラス コンパクト)を24時間レンタルした料金を8,000円と想定するとその分が加算になります。また、8人乗りミニバンクラスであれば、20,000円を超えるくらいになりそうです。
乗合の人数と快適性のバランスで選ぶのが良さそうです。

今回の算出金額の起点は公共交通機関であれば松本駅、自動車であれば松本ICですが、東京/名古屋近郊からアクセスの場合、上記のような松本までのアクセス費用がかかります。人数と車の手配をどうするかによって費用に違いが出てきます。

複数人や家族で移動時間を抑えたり、自由度を持ちながら移動したい場合には、車での移動が向いているアクセス手段であることがわかります。一方で公共交通機関の場合は、出発地点からの料金×人数分での負担が発生します。2名程度で運転や渋滞のストレスからの解放感を味わいながらゆっくり移動する場合に向いている手段だと思います。

快適で自身の目的に適した移動手段を検討する材料として見ていただくのが良いと思います。

施設設備紹介

ロッカー/更衣室

公共交通機関で移動の方には重宝なコインローカーが用意されています。
ロッカーサイズは5種類、25L程度のリュックサックサイズからスキー、スノーボードまで収納できる縦長の大きなものまであります。
料金は小型の300円~500円 施設のホームページで紹介されていますので事前に確認してみると荷物保管の心配もなくなります。

また、駐車場に併設で無料のトイレと更衣室が用意されているようですので、移動中と服装を着替える方にとっても重宝しそうです。

駐車場

駐車場はゴンドラリフト向かいに無料の大駐車場があります。
第4駐車場まであり、十分な台数が止められますので駐車場に困ることはなさそうです。

おすすめのアクセス方法/楽しみ方

お勧めのアクセス方法ですが、首都圏からコスパ優先の場合、少人数でしたら直行バスが一番良さそうです。複数人でしたら自家用車やレンタカーを利用して、自由度や時間効率を優先した相乗りでの移動が良さそうです。

私個人的には公共交通機関を利用したアクセスで、移動中も景色や安心感を味わいながら目的地に向かう事をお勧めできればと考えています。北陸新幹線長野駅からの直行バスでのアクセスや高速バスなどを利用するのも良いと思います。

公共交通機関を利用するデメリットには、ちょっとした歩行での乗換移動や乗換の待ち時間もあります。公共交通機関の場合はそこも楽しめる移動計画がポイントです。
一方、自家用車移動のデメリットとしては、渋滞や車両トラブル・事故、運転の疲れやストレスが負担になります。

目的地にはできるだけ午前中の到着をお勧めします。
北アルプスの景色を堪能するには晴天率の高い午前中がお勧めです。午後には雲に覆われて来ることが日常的におきますので午後は絶景を楽しめる可能性がグッと下がってしまいます。
せっかくでしたら午前中の到着で計画をすることをお勧めします。

白馬岩岳マウンテンリゾートでは、マウンテンバイクでのダウンヒルコースの走行や、アウンテンカート、乗馬、バギー等さまざまなアクティビティが用意されています。満喫するには1泊2日程度の行程でいろいろ楽しめる時間を予定すると満足できると思います。

まとめ

今回は私の好きな場所の一つ、グリーンシーズンの白馬岩岳マウンテンリゾートへのアクセスについて紹介してみました。
公共交通機関や自家用車での経路や費用はそれぞれ異なりますし、ここに紹介した方法以外にも各方面からのアクセス方法はいろいろあり紹介しきれていませんが、メリット、デメリットがあります。
同じ経路でも選択する交通手段によって、時間のかかり方や費用の掛かり方も異なり迷ってしまいます。目的地までの移動方法はわからないことも多く、意外と時間をかけて調べていることも少なくないと感じています。
移動時の楽しみ方や同行する人数、時間と費用を総合的に判断して自分に適した手段を手軽に決められるとより楽しみ方が増えると思います。

この内容から目的地だけでなく移動時間も楽しんでもらえる方法の助けになれば嬉しく思います。

この記事の内容には運行期間を記された内容を多く含んでいます。利便性高く読んでいただける様できるだけアップデートを意識して有効な内容にまとめてゆきたいと考えています。
具体的なより詳しい情報を知りたい方は各情報のHPなどで調べていただくことをお勧めします。